神  事 [奉 射 祭] の 的

宮司より配布された資料によると
【神  事 [奉射祭]
1月7日10時より境内で挙行される。年の初めにその年の五穀豊穣を祈る占い行事である。『ぶしゃさい』と読む。
 小宮家本家分家の二氏が、的(竹で編み、直径2メートルの大きさで中心より渦輪16を書き、的の上・左・右に境内の椿の木で作った鳥型3個をつるす。この鳥型を燕と称している)に向かって矢を射るのである。
 当日、神前に初穂と燕を供えて、宮司の祝詞奏上の後、的を社殿東側に立てて、本家射手が3本の矢を放ち、次いで分家の射手が3本の矢を放ち、最後に本家の射手が1本の矢を放つ。この当たりによって今年1年の吉凶を占うのである。最後の矢が放たれると周囲の人々が、どっと的にとびこんで燕を奪い合う。この燕は、玄関に下げておくと『魔除け』になるといわれている。この神事は、小田原市重要無形民俗文化財に指定されている。】

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素晴らしい町二宮