伝統の正月神事「白髭神社の奉射祭」
2009年1月7日
小田原市の重要無形民俗文化財(昭和56年3月)に指定されている白髭神社(小田原市小船669)で「奉射祭」(ぶしゃさいと読む)が7日行われました。鎌鎌倉時代初期の文治6年(1190年)1月7日に豪族・中村景平公によって行われた「毘沙之的(奉射)を射る式」が始まりのようです。新年の五穀豊穣を占う神事として800年以上も前から行われています。的の大きさは約2mで一筆書きで16周の渦巻きが描かれています。ツバメと呼ばれる境内の椿の枝で作られた物が吊るされます。最後の矢が放たれたあとこのツバメを取り合う「的破り」が行われます。ツバメは戸口に吊るすと厄除けと幸運に恵まれると言われています。こんな珍しい正月行事が近くで行われていました。画像をクリックすると拡大表示されます。 |
白髭神社の鳥居 |
神殿で祝詞 |
神事の概要の説明 |
宮司による説明 |
矢を放つ |
弓を押して |
ツバメを取り合う「的破り」 |
一筆で描かれた16巻の的 |
伝統的作法により作られた 手製の弓矢 |
故事に倣って神社の椿に よって作られたツバメ |
椿の枝で作った ツバメをもらう行列 |
椿の枝で作った ツバメをもらう |