等覚院の藤の古木花が咲き始め
2008年4月22日
樹齢400年以上と推定される藤の古木がある等覚院は別名藤巻寺と呼ばれています。連休を前に美しい花が咲き始めました。蘇峰堂の臥龍梅も古木ですがそれより100年も前から咲いている古木。 連休前半は二宮の花めぐりはいかがですか。(吾妻山のツツジ、釜野のリンゴの花、等覚院の藤)下段に町の広報に載った説明があります。 |
江戸時代、等覚院は藤の花の名所として知られていました。「新編相模風土記稿」によると、元和9(1623)年に三代将軍の徳川家光公御上洛の(京都へ参る)折、わざわざ駕肢を止めて藤の花をご覧になりました。家光はほうびとして葵の紋が入った茶碗を与えたということです。 また寛文のころ(1661〜1673年)に仁和寺宮が関東に下向されたときには、等覚院の淡い紫と白色の藤の花をご覧になり、その見事さに感動して「藤巻寺」の別号を与えたといいます。「藤巻」の名のとおり、太い幹は2メートルほど上の藤棚へ向かって、うねるように伸びています。 現在は推定樹齢400年の古木となりましたが、美しい花を咲かせています。 等覚院のフジの木は昭和49年に町の天然記念物に指定されています。花の咲く4月中旬には町内外から多くの人々が訪れます。 町内最古の梵鐘 等覚院には寛永8(1631)年の銘をもつ梵鐘があります。町内で最も古く、昭和49年に町の有形文化財に指定きれています。高き101センチ、口径60センチと小ぶりですが、鐘をつくと、澄みきった清らかな音色を奏でます 梵鐘はもともと吾妻神社の別当坊干手院にありました。明治時代の神仏分離により、等覚院に移され、現在に至っています。 所在地山百793 アクセス吾妻神社前バス停 より徒歩約5分。 |