九条かながわの会-2007年11月26日
九条は守るより育てるもの
2007年11月26日

11月26日神奈川県民ホールにおいて「世界が求めている九条」と題して小森 陽一さん(東京大学教授/九条の会事務局長)、半藤 一利さん(作家/「文藝春秋」元編集長)の対談が行われました。会場はほぼ満員の約2000人が参加しました。小森氏は全国の九条の会が6800になりそれぞれが独自の活動をしている改憲論者の安倍政権の退陣にも影響を与えたのではないか。半藤氏は8月15日は終戦の日ではないその日以後も戦われた場所では戦死者が多く出た。実際は9月2日に終わった。平和憲法はその後の基軸となり復興を支え60年以上一人の戦死者も一人も殺していない。20世紀と違って21世紀は予防的戦争の時代となり先制攻撃の時代。そんな中で日本の憲法は憲法を守るのではなく世界へ向けて育てるものと発言しました。
講演のあと100人の神奈川土建のドケンジャーの青年100人が合唱と憲法劇を演じ爆笑と喝采を博しました。前段では呼びかけ人の1人作家の山崎洋子さんの挨拶もありました。九条メッセージでは横須賀米軍犯罪被害者の方の報告で妻が米兵によりコンクリート塀に叩きつけられて無残な死となった理不尽も九条を守り外国の軍隊の駐留もなければ起こらなかった。と発言、会場全体は音もなく聞き入りました。(司会は山田美也子さん)


対談「世界が求めている九条」 小森陽一氏 と 半藤一利氏

青年100人による憲法劇と歌

開会挨拶 作家山崎洋子さん 妻を亡くし訴える横須賀米軍犯罪被害者遺族
土建青年部”ドケンジャー”の寸劇 100人の青年による合唱と九条朗読

素晴らしい町二宮