川勾神社の随神像を随神門に安置
2007年10月8日
川勾神社の随神門が修復され1000年前の作と推察されている一木つくりの随神像が門の両側のガラスケースに収められました。二体とも長い歳月を経て風雪に耐え、造形が著しく傷んではいるものの、威風堂々たる全体形はよく保たれ、神奈川県下では現存最古のものであることがわかりました。その造りは、巾子冠から脚部まで複数の節をともなった広葉樹を用いて、頬骨の張った厳しい面もちや、ゆったりとした袍(ほう)の袖に刻まれた衣紋、先のとがった沓などしっかりした造りのものです。像の造りは随身の古像として知られる岡山県高野神社の立像(応保二年-1162年)などと共通するものがあり、随神像としては古い形のものです。川勾神社社報”みややま”より引用。修復前の随神門と茅の吹き替え作業 画像をクリックすると拡大表示されます。 |