二宮の地層(再修正版)

2006年12月9日

普段見ることが出来ない二宮の地層を見ることが出来る場所がありました。二宮診療所から少し桜美園の方へ進んだ場所です。町道63号線拡幅改良工事の現場です。この土地は海底が隆起した場所。関東ローム層ではない。箱根火山による火山灰が海中に降下し堆積物が層を成した。この断層全体の名前が二宮層。その下にある灰色の部分は”鷹取山礫岩層”と呼ばれる約300〜400万年前の層ではないか。(生命の星・博物館で聞いた) ちなみに二宮で一番古い地層は梅沢海岸に顔を出している岩で谷戸層と呼ばれるもの、600〜800万年前に出来たそうです。
(小出良幸さんの神奈川の大地二宮層についてにリンク)
昼間は工事の機械や重機が入るので危険です。見るなら早朝が良いかもしれません。出来れば露出部分の一部を強化プラスチックなどで覆い将来も教材として見える工夫をしてほしいです。画像をクリックすると拡大表示されます。

工事中の看板

幾重にも堆積層が

一番上に薄く
関東ローム層

奥に露出している
鷹取山礫岩層

鷹取山礫岩層

白いのは削岩機の痕

道路完成イメージ図

素晴らしい町二宮